Chocolateyのセットアップ

Windowsでのパッケージマネージャとして一番普及しているっぽいChocolateyをインストールして初期設定するまでをメモしておく。

GithubのChocolateyプロジェクトWikiにあるInstallationを参考にインストールする。 予めFAQにも目を通しておくと、パッケージマネージャとしての思想や選択が書いてあるので戸惑いが少なくなるかもしれない。 今回は、推奨されているcmd.exeからのコマンド実行でインストールした。

続いて、環境変数を設定する。 Chocolateyのパッケージインストール方法は大きく分けて

  • MSIなどのインストーラを内部で呼び出すタイプ
  • Zipなどのファイルを展開するタイプ

があり、前者の場合はインストーラが決めた場所(たいていProgram Files)に、後者の場合は<Env:ChocolateyInstall>\libにパッケージが配置される。ただし、RubyPythonなどは例外で、

  • 環境変数chocolatey_bin_rootがあれば<Env:SystemDrive>\chocolatey_bin_root
  • なければ<Env:SystemDrive>直下

に配置される。おそらくRubyPythonなどはそれ自体がパッケージマネージャを含むので階層構造が深くならないようにとか色々あってこうなっているのだとは思うが、そうはいっても放っておくとシステムドライブ直下にぼこぼこパッケージが入ってしまう可能性があるので適当なフォルダを作って環境変数を設定しておく。例えばフォルダChocoPackagesを作成し、そこへのパスを通すなら

PS > New-Item -Name ChocoPackages -Path C:\ -ItemType directory
PS > [Environment]::SetEnvironmentVariable("chocolatey_bin_root", "ChocoPackages", [EnvironmentVariableTarget]::User)

ちなみに、「環境変数chocolatey_bin_rootがなければbinをセットする」だけのパッケージもある。やはりモヤっとする人はいるみたいだ。

以上で設定は終了。あとはGetting Startedを見ながら必要なパッケージをインストールしていけばよい。